- Home
- 朝倉市災害ボランティア活動参加報告
朝倉市災害ボランティア活動参加報告
7/21土曜日、7/22日曜日、福岡県朝倉市が7/13に設置した災害対策本部の報を聞きつけ、募集していた災害ボランティア活動に参加してきました。
この度の北部九州豪雨災害で朝倉市をはじめLEM0NDが普段ロードバイクで走り回っている里山の多くが被害を受けました。
こうしたボランティア活動に参加するのは初めての経験ですが、日頃の感謝の気持ちと、今回少しでも恩返しが出来ればと情報を集めて参加しました。
7/21土曜日 曇りのち雨
朝、活動本部が置かれている朝倉市杷木地域学習センター(らくゆう館)に到着。駐車場には参加者と思われる方々の車両がほぼ満車状態でした。
受付で登録を行った際、災害ボランティア活動保険への加入有無を聞かれました。
事前に居住地の社会福祉協議会で加入手続きを済ませてきましたので有としましたが当日受付でも手続きが可能でした。
その後数名単位でロングバンに乗せられて活動場所へ移動。これから目の当たりにする現場を想うと緊張感が高まってきます。
何とも言えない気持ちになる「行き止まり」の看板をいくつもすり抜け到着した先には車両通行の出来ない橋がありそこで皆車を降り徒歩で移動しました。
橋からの風景
ここは民家まで高さがある所ですが、反対側は低かったです。
茶色く濁った川
車両通行を阻む物体
少し上流にある橋が崩壊し、その一部がこの橋に乗り上げた模様。
派遣された民家に到着。
既に畳が外され床下が見える状態になっていました。床下には大量の土砂が堆積しており、本日の活動は土砂の運び出しでした。
天気は曇りでしたが湿度が高く、屋内作業とはいえ水分を含んだ土砂は重く、作業は厳しいものがありましたが時間が経つにつれ、参加者が増えてきて、作業も進み、午前中である程度の目途がつきました。
昼食休憩していたら、ポツポツと雨が降り出し次第に雨脚が強まってきました。皆急いで軒下に避難。
雨は程なく小降りになったので、活動再開。すると外から川が増水していると大声が聞こえてきました。
民家のすぐ横を流れる川を見にいくと・・・
対岸の民家が川に浸かりつつある状況
時折川底をゴロゴロと堆積物が移動しているようで、大きく波打っていました。川底の堆積物は1.5mほどあるようで少しの雨でも増水し決壊の恐れが高まっています。
雨脚はそれほどでも無かったのですがここで無念の撤退命令が出ます。上流でかなり雨が強く降っているとの事。
LEM0NDの活動初日はここで終了。
7/22日曜日 曇り時々晴れのち大雨
活動2日目、朝から土のう作成、運搬を手伝います。
場所は昨日の対岸、昼からの増水で浸かった近辺。
土のう設置現場
写真はありませんが、周辺の梨畑一体に土砂が流れ込み、全部台無しとの事。
低くて重機も入る事が出来ず農家の方々が手作業で泥の運び出し作業をされていました。
我々ボランティアはその泥を使って土のうを作成しました。
今日は朝から15:00までみっちり作業を行う事が出来ました。
最後は土のう袋が無くなって終了。
「作業しながら休む」ではなく「休みながら作業する」が適切な日照の時間帯も多かったので、水分消費も半端なかった。
流された橋の現場
本部のある朝倉市杷木地域学習センターに戻り、終了の手続きをします。
有り難いことに原鶴温泉の入浴券等を頂きました。飲食のバックアップもかなり充実していました。感謝に堪えません。
迎えに来ていた家族とともに早速温泉へ。と思った矢先、かなり激しい豪雨が・・・
付近にまた自主避難勧告が出ました。
早く梅雨明けしてくれ!悲痛な思いです。
作業の疲れを癒します
汗と泥にまみれた2日間。
老若男女、皆それぞれのペースで一生懸命作業していました。
国や政治、経済、保険制度などの欠陥と思われる被害もあると思います。
だからこそそのようなものに頼らず困った時は皆で力を合わせて助け合うのが人の道だと思いました。
混迷の時代、お金では解決出来ない事の方が多いのでは無いでしょうか。
お疲れ様でした。
7/27追記
同じような活動をされた方のブログを見つけました。
大変参考になりますのでお知らせしておきます。
Similar Posts:
- None Found